ペルシャ(現在のイランあたり)にはカマンチェ(Kamanche)
トルコにはケメンチェ(Kemenche)
そしてインドには、このカマイチャ(Kamaicha)がある。
よく似た名前で、いずれも弓で弦をふるわせる弓奏楽器だ。
むかしむかし、ペルシャが東にも西にも広大な勢力を振るっていた頃、その音楽文化はインドにも影響を与えていたに違いない。
おそらく、ペルシャのカマンチェがとてもよくできた楽器で、他の地域にもそれを真似てたくさんの派生楽器が作られて音楽を楽しんだのだと思う。
カマイチャは胴に皮が張ってあり、弦はスチールであったりガットであったりする。インドの西北部あたり、パキスタンに近い地域でよく使われる楽器。「職業的歌手が弾き語りに用いる楽器である」と書かれている文献もあった。
ということは、アメリカでいうならピートシーガー、日本でいうなら高田渡みたいなフォークシンガーがギターならぬカマイチャを奏でながら街角やライブハウス(?)で音楽活動をやっている・・・という感じか・・・違うかぁ・・・。
インドの楽器 ....