ベンガル地方というのはどのあたりなんだろう。インドの・・・東の方ですな。エスラジはそのあたりの楽器です。
4本のメロディ弦があるのだけれども、4本の弦をフル活用するというより1本の弦の上を行き来させて演奏することが多い。当然ハイポジションをよく使う。
さらに、フレットでしっかりと弦を押さえこんで音を固定させるのではなくて、弦の上をスライドさせてひく。だから、メロディラインがなだらかというか、クニョクニョした感じ。
いや、逆だね。クニョクニョしたメロディにしたいので、1本の弦上をゆらゆらとスライドさせてるのだろうね。
エスラジとディルルバの違いは私にはよく分からない。エスラジの胴は丸っこくて、ディルルバは四角いという外見上の違いは誰にも分かる。でも、どちらも同じような演奏方法だし、同じような音質に聴こえるのだけれども(専門家はちがうと言うかもしれないけどね)。