チュニリはグルジア(2015年よりジョージアと呼ばれることになった)の弓奏弦楽器。
山岳地帯のスヴァネティ(Svaneti)が発祥の地といわれ、その周辺に伝わった。
伝統的なチュニリは、葬儀などのときに演奏されることが多く「Chuniriは悲しみのためのもの」とも表現されたらしい。
薄い長方形の木の板をぐるりと丸く円筒状に巻き、片面の皮を張ってある。
音質は天候に影響されやすく、奏でる音によって天気予報をすることさえできた。
巻きつけた円筒胴に片面だけに皮を張ってあるので、胴体の裏面は筒抜け状態。