フシュタール khushtar |
フシュタールはそのひとつ。弦を擦って音を出す。弦は4本。
ヘッド部分には鳥の彫刻があって、指板や表板の文様も手がこんでいて、なかなか美しい造り。私達が知る中国中国したデザインとはちょっと異なる。胴の底は寄木細工で丸くなっている。これはアラブ圏にあるウードからの伝統かもしれない。
エンドピンには膝に載せて固定するためのスタンドがついていて、楽器を垂直に立てて演奏する。
胴のウェスト部分の左右はスプーンで切り取ったようにへこんでる。これは、弓がそれぞれの弦にキッチリと接触するするために角度を変える必要があり、弓が胴にぶつからないようになってるわけだ。
現在のバイオリンと同じ調律を採用しており、弓も入手し易いバイオリン用を使うことが多くなってきている。 ただし、弓の持ち方は伝統通り下から握る。