2018年8月15日水曜日

カマイチャ ( kamaicha / khamaycha )

カマイチャ ( kamaicha / khamaycha ) インドの弦楽器
カマイチャ
インド(主に北西部のラジャスタン州 Rajasthan)の弦楽器。弓で弦を擦って音を出す。

Kamaicha, one of the oldest bowed instruments, is the heart and soul of the, this Rajasthani folk music.
とても古い歴史のある弓奏弦楽器カマイチャは ラジャスタン民族音楽の魂。

3本のガット(動物の腸からできた弦)がメロディ弦で、メロディ弦の下には10本以上の金属製共鳴弦もはられている。

弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。