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ネパールのサーランギ |
一本の木材から削り出しており、園芸などに使うスコップのような形にしてある。共鳴させる箱部分の表面は開いた状態になっており、表面3分の1くらいに皮が張ってある。その皮にブリッジが添えられ、弦の振動を伝えている。
右手にもった弓で弦をこすって音を出すのはバイオリンやチェロなどと同じ。ただし、弦長を変える(音程を変える)左手(指)の操作は西洋の楽器とはちょっと違う。左手は弦に爪を押し当てる。弦の横から押し当てるわけだ。ちょっとち違うというよりだいぶ違うかな。
指の背中で抑え込むもんだから爪の生え際(甘皮)のところにタコ(?)ができるとか。
弦長を変える この痛そうな方法は、サーランギに限った特別な演奏方法ではなく、インドも含めアジアの西部南部では割と多くの弓奏楽器で用いられている。