
そもそもリュート形とは有棹撥弦楽器とか有棹擦弦楽器とかいう聞きなれない名称が付いていて、棹(さお:つまりネックのことだね)がある弦楽器のことをいう。「はじくのが發弦」で「こするのが擦弦」だ。弓で弦をこするので弓奏楽器ともいうので有棹弓奏楽器ということもある。
だから、クルースは棹が有るので、有棹擦弦楽器であるし有棹弓奏楽器でもある。いずれにしても、つまりはリュート形だ。でも、リュート形には見えない。
ああ、なんかややこしくなってきた。
もともとクルースは、むかし、むかしの、そのむかし、リラとかキタラとかいうハープみたいな楽器だった。誰かが、ネックを真ん中あたりに付けて弦の長さを変えることを思いついたんだ。弦を押さえることによって音の高さを変えることができるようにしたんだね。
当時は指で弦をはじいて音を出していたんだけれども、いつしか馬のシッポでこするもの面白いとして、弓での演奏をするようになった。だから竪琴のような容姿だけどリュート形の楽器としてこのページに載ることとなった。
ヨーロッパではクロードとかクロットとか、名前はそれぞれだけど流行りの楽器だったようだ。おそらく、バイオリンのようなとても良く鳴る奴が現れてクルースはすたれてしまったんだろうな。
ウェールズでは、18世紀ごろまで民族楽器として愛されていたそうな。