2012年1月20日金曜日

ソーウー と ソードゥアン

タイの楽器 ソーウー/ソードゥアン
タイの伝統的な楽曲で使われる ソーウー ソードゥアン
この形の弓奏楽器はモンゴル、中国、朝鮮半島、ベトナムなどでも愛奏されている。セイロン(スリランカ)がこの楽器の発祥地だという説もあるがよく分からない。ハンマーのような形をしていて、弦は基本的に2本。弓の毛が弦の間に挟まってるのが特徴。
タイのソーウーとソードゥアンはクルアンサーイという弦楽合奏で使われる。ソーウーが低音、少し小さなソードゥアンは高音を担当する。
弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。