他の地域にはない特徴がある。
まず、2本弦がスタンダード。弓で擦るのだけど、その弓の毛が2本の弦の間に挟まっている。だから、本体と弓はいつも一緒だ。
そして指板が無い!。指板が無いというのはどういうことかというと、音がくねくねするんだね。このくねくねが心地良いわけだ。
中国の二胡(アルフ erhu)が代表的ではあるけれど、このハンマーの形をした楽器は東アジアの人々の心をとらえた。中国の二胡も、ベトナムのダンニーも、タイのソーウーも大きさや材質は違うとしても構造そのものは変わってはいない。
私の様な馬鹿野郎ではなく、もっとちゃんとしたWebページにはこんな記述がある。
“胡”とは、古代の中国西方、北方民族の総称。もとはこの地域の音楽を胡楽といい、胡楽を演奏する楽器を「胡琴」と呼んでいた。しっかりとした知識を得るなら、こんな「ばかブロク」より上記をクリックして、ちゃんとした文献で確かめることにしましょう。
まあ、ともかく、この系統の楽器はアナログ的な音を奏でてくれる楽器である。心地良い音だ。こんな素晴らしい鳴り物が日本では定着しなかったのはなぜなんだろうな。日本には胡弓といって三味線が元になった弓奏楽器があるのだけれど、このハンマー型にはかなわないようだ。