グルジアのチュニリ |
グルジアは Georgia で、アメリカ合衆国のジョージア州の Georgia とつづりが同じなんだね。偶然なのか、何か因果関係があるのか・・・さあどうだろう、これはまた別のところで調べるとして。
チュニリはグルジアの弦楽器。弦を弓で擦って音を出す擦弦楽器であり弓奏楽器。唄の伴奏として使われる。
片面皮張りの ハンド・ドラム に棒を差し込んだような作り。弓奏楽器にはこの作りの楽器が世界中にあってる。たしかこの構造の弦楽器をスパイク・フィドルとか言ったはずだ。
薄い板を丸く曲げて片面だけに皮を張ってあり、裏板がないので底なしボディだ。
ブリッジは山形になっておらず、まっすぐで、3本の弦を同時に鳴らせる。ずっと和音を出し続ける。三味線のようにベースになる音 ・・・ ドロー音 ・・・ を出すように演奏しているのかもしれない。
弓は、家庭では服を掛けるためのハンガーになる・・・・かもしてないけど、おそらくハンガーには使わなくてチュニリ専用だと思う。弓の毛には松脂(まつやに)をつけるのだけれども、松脂はあらかじめ胴体の横に溶かしてくっつけておく。松脂補給が必要な時は、溶着松脂にグリグリと毛を擦りつけるという実用新案である。
アフファベットで Chuniri とか Chianuri とか書かれてあるので「チュニリ」または「チャヌリ」とも言うんだろうな。このイラストは茶色に塗ってあるので、「茶塗り」でいいかもしれない。