ストロービオル |
ビオルまたはビオールというのは、ヨーロッパの古い時代の楽器で、チェロに似た弦楽器。脚の間に挟んで立てて弾く。フィンガーボードの上にフレットがあるのが特徴。
この特徴をそのまま受け継いでラッパで拡声する弦楽器を作ったのが、このストロービオルということだろう。
ストローバイオリンと同じく、電気的な録音技術が発達していなかった頃、音楽を録音するためには一方向であっても大きな音が必要であった。そこへもってラッパ弦楽器が考案されたのだという。考案者はストローという人物。
また、マイクロフォンとアンプで拡声する装置がなかった時代であっても、会場に行き渡る音を出すには、このラッパが有効であったようだ。