インドのラヴァンハッタ(ラヴァナハッタ) |
va をカタカナにする時は、バイオリンも同じで 「バ」であったり「ヴァ」であったりするのはご存知の通り。英語ならまだしも、インドの楽器をカタカナにするのは、無理があるに違いない。
「ラバナハッタ」 「ラーヴァナハッター」であったり「ラヌワタ」とかもある。
現地の発音を日本語カタカナにした場合。いったん英語表記になってから日本語カタカナになった場合など、いろいろあるから厄介だ。
前置きが長くなった。
表題の楽器名を使うとして・・・ラヴァンハッタは、インドの弓奏楽器。ココナツの胴体と竹のネックでできている。たくさんペグ(糸巻き)が付いているのだけれど、メロディ用の弦は1本だけ。その他はドロー弦と共鳴弦だ。
インドの北西部で一般民衆に使わてれおり、YouTubeでも、露天商のお兄さんが店頭でこの楽器を鳴らして客よせをしている映像があったりする。
ラヴァンハッタ独自の個性的な部分を二つ紹介すれば・・・・
(1)メロディ弦は馬のシッポであること。普通、弓に馬のシッポを使うがラヴァンハッタは弦も馬だ。
(2)弓に鈴をつけている場合がある。弓の折り返しの時にチャラチャラと鳴り響いてリズムを刻む。