レベック |
中世の楽器 ・・・・・ 中世って?さて、西暦1400年~1500年ごろだろうか。
本体の共鳴胴は、板を箱に組み上げるのではなく、ズクの木材を削りだしてある。弦の数は定まっていなかったみたいだけど3本弦が多かったようだ。
演奏スタイルは、その時代の絵画では、腕に載せたり、膝の上に立てたりしている。アゴを使うという行儀の悪い構え方はしていなかった。
弓でこする楽器ということで、現在のバイオリンの元になったとか。でも、他にもアジア発祥の弓でこする楽器はヨーロッパへ入ってきているので、レベックだけがバイオリンの祖先ではないでしょうけどね。
ポルトガルやスペインではラベイカ(rabeca)とか呼ばれていて、日本にも伝わったらしく 羅面弦 という漢字をあてたようだ。