Web楽器事典 Vol . 3 (弓奏楽器編)
弓で擦って音を出す弦楽器。 リュート形の弓奏楽器。
擦弦楽器/弓奏楽器
ラバナストロン説
スコップ型の弓奏楽器
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2016年3月14日月曜日
牙箏 アジェン ajaeng
牙箏 アジェン ajaeng
アジェンは、朝鮮半島の擦弦楽器。
東アジアに普及している長方形の音響箱に多数の弦を張った楽器(ロングチター)の形状をしている。ただし、アジェンは弦をこすって音を出す。宮廷音楽に使われている伝統的な7本のアジェンは、こする道具は弓ではなく、レンギョウという木の枝を使う。
8本弦のアジェン(上記のイラスト)は小牙箏 または 散調牙箏と呼ばれ、民間でも使われるようになった。レンギョウの棒は使わず バイオリンやチェロと同じように毛を張った弓を使う。
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弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。