弓奏楽器といえばバイオリンを代表するように、共鳴の箱から1本のネックが伸びていて、それに添うように何本かの弦を張ってある。
ほとんどがこの形状‥‥ほとんど、である。つまりこの形状ではない、ちょっと風変わりな形の弓奏楽器も存在する。
プサルテリー psaltery
プサルテリー psaltery |
調律を正確にしていれば確かな音程は出るだろうが、早いパッセージは不向きだし、音の表情を出すのが難しい。
ヨーヒッコ jouhikko
ヨーヒッコ jouhikko |
フィンランドの民族楽器。2本の柱をまたぐ梁から弦が伸びている。指板が無いためハープの様な状態。指板に頼らず、弦に直接触れて音程を変える。
ヒーウカンネル hiiukannel
ヒーウカンネル hiiukannel |
ヨーヒッコと同系列の楽器で、ヒーウカンネルはエストニアで使われている。
ウケリン ukelin
ウケリン ukelin |
1900年代初め頃、アメリカのメーカーが製造した楽器。プサルテリーからヒントを得たのだと思われる。プサルテリーと違うのは、和音に調律した弦のセットを持っていて、伴奏しながらメロディーを弾くことができるというのがウリだったのだろう。
残念ながらそんなに普及しなかった。
アジェン ajaeng |
ネイルヴァイオリン nailviolin |