2本弦の弓奏弦楽器は、北はモンゴルあたりから南はベトナム、タイ王国などアジア大陸の東に集中して発展している。
フレットが無く、ほぼ垂直に立てて演奏する。
アルフ erhu 二胡
2本弦といえば、文字通りの二胡。「にこ」は中国の漢字を日本語読みにした名前。
ジンフ jinghu 京胡
二胡と同じ作りだけど、少し小さくて竹でできていている。これも日本語読みで「きょうこ」とも。
ソーウ saw-u
タイの弦楽器。共鳴胴はココナッツの殻を使っている。
ダン・ニー dan nhi
ベトナムの弦楽器。中国の二胡からの影響をうけた楽器と思われる。漢字で書くと「彈二」で「2本弦の楽器」という意味になる。
イギル igil
モンゴルより更に北。ロシア連邦を構成するトゥヴァ共和国の弦楽器。共鳴胴の表面は皮張り。
モリンフール morinkhuur 馬頭琴
モンゴルの弦楽器。ヘッドの先端には馬の彫刻が冠されている。弓の毛は馬のシッポなのは定番だけどモリンフールは弦も馬のシッポ。