豪絃
豪絃(ごうげん)は三味線を大型化して、低音にしたもの。特殊な楽器なので一般化している楽器ではない。
上の写真の豪絃は、通常の三味線のように はじいて演奏するように設定されているようだ。(大きな画像を見る ....)
4代目・杵屋佐吉(きねやさきち 1884年 ~ 1945年)
1922年 (大正11年)、低音三味線(セロ三味線)、1923年末にはその三味線のコントラバス版ともいえる低音大三味線(豪絃 ごうげん)を考案。
また、三味線と洋楽との合奏や、三絃協奏曲といったコンチェルト形式の楽曲も始めている。
7代目・杵屋佐吉(1953年 ~ )
明治生まれの四代目・世杵屋佐吉が開発した巨大三味線を、孫の七代目・佐吉が生まれ変わらせた。
弓で演奏するバージョンは、7代目・杵屋佐吉が始めたようで、駒(ブリッジ)を棹に近い場所に位置される。
この豪絃は、弓で演奏するため、中木先(エンドピン)が長めで、駒(ブリッジ)の位置が棹よりの位置になっている。
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