2021年4月8日木曜日

インドの楽器/民族楽器

 サリンダ

The sarinda is a Indian Bowed string instrument.
It is played with a bow and has between ten and fifteen strings. The bottom part of the front of its hollow wooden sound-box is covered with animal skin.

sarinda サリンダを演奏している男性のイラスト

サリンダは弦楽器のインドの擦弦楽器。
それは弓で演奏され、弦の数は定まっておらず多いものでは15本ほどの弦を持っている。 中空の木製サウンドボックスの前面の下部は、動物の皮で覆われている。
インドには、古来よりドドロバナム (dhodro banam) という楽器があり、サリンダは この楽器がルーツであるといわれている。


インドの楽器:ドドロバナム (dhodro banam) のイラスト

ドドロバナムは、サンタール人(Santhal people)によって宗教的儀式に広く使用していて、サリンダはこの楽器がもとになったようだ。
スコップの様な形や、胴体の先端部分に皮を張ってあるという特徴は、サリンダだけではなくインド周辺の国・地域の楽器でも見られる。


Web楽器事典
弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。