ビオラ・ダ・ガンバviola da gamba
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王女アンリエットの肖像 |
脚の間に挟んで演奏するということで、現在のチェロととても似た楽器だ。
似ているけれども、いろいろと違うところがある。
- チェロの弦の数は4本だが、ビオラ・ダ・ガンバは、6本または7本。
- チェロにはフレットが付いていないが、ビオラ・ダ・ガンバにはフレットが付いている。
- チェロには支えるためのエンドピンが付いているが、ビオラ・ダ・ガンバには付いていない。
- チェロの弓は「逆ソリ」の形をしているが、ビオラ・ダ・ガンバは外側に丸く曲がっている。
- チェロの弓を持つ右手は、上から弓を支えるが、ビオラ・ダ・ガンバは下から鉛筆を持つようにして支える。
- チェロの胴体は「いかり肩」だが、ビオラ・ダ・ガンバは「なで肩」。
- チェロの響孔は、「f字形」だが、ビオラ・ダ・ガンバは「C字形」。
また、古い時代の弓奏弦楽器はガット弦を使っているが、現在の楽器のほとんどはスチール弦を採用している。
viola da gamba は イタリア語で、この名前が一般に知られている。
ジャン・マルク・ナティエはフランスの画家なので、この楽器はビオール(viole)と呼ぶほうがいいのかもしれない(viole は、フランス語)。
本ページのイラストは、ジャン・マルク・ナティエ(Jean Marc Nattier)『王女アンリエットの肖像』をイラストに描き直したものです。
🎻絵画に描かれた楽器 ...