オルトゥ |
音楽は芸術としてのカテゴリー。絵画、彫刻も芸術だが、絵画や彫刻は外部からの情報をカタチにしたもので、もとは、すでに世界中にある物象を模倣したものだ。
絵画、彫刻、音楽など。これらを芸術としてひとまとめにすることがあるが、音楽は同じ芸術でもその出処が決定的に違う。音楽は、もともと世の中に存在しない。人間内部から発生したものだ。
人類が音楽を必要としたその発生の原動力は何だろう。
アフリカ。人類が生まれた場所。何十万年も前、ヒトという動物の時代からすでに音楽というものが生まれる素を持っていたのだろうか。
アフリカの楽器を紹介するはずが、なんか違うことを書いてしまった。以上は、このブログの楽器紹介とは直接関係はない。たまたま、昨晩、人類の発生云々の本を読んでいたため話がそれてしまった。
イラストの楽器は、オルトゥ。
ケニア・ルオ族の弓奏楽器。円筒形のボディに皮張り。ネックは丸い棒で指板はない。弦は1本だけでネックと距離をおいて張られている。
細かいリズムを伴うメロディを刻み、唄の伴奏として活躍する。