2019年2月12日火曜日

タイ王国の弓奏弦楽器 Thai bowed string instrument

弓奏弦楽器は、馬の尻尾の毛などを取り付けた弓で弦をこすって音を出す楽器。こすって演奏することから擦奏楽器とか擦弦楽器との呼び名もある。


タイ王国の弓奏弦楽器
Thai bowed string instrument / เครื่องดนตรีโค้งคำนับ
ソー・サム・サイ Saw sam sai タイ王国の弦楽器 เครื่องดนตรีโค้งคำนับ
ソー・サム・サイ / Saw sam sai / ซอสามสาย

ソー・ドゥアン Saw duang タイ王国の弦楽器 เครื่องดนตรีโค้งคำนับ
ソー・ドゥアン / Saw duang / ซอด้วง

ソー・ウ Saw u タイ王国の弦楽器 เครื่องดนตรีโค้งคำนับ
ソー・ウ / Saw u / ซออู้

ソー・バン Saw bang タイ王国の弦楽器 เครื่องดนตรีโค้งคำนับ
ソー・バン / Saw bang / ซอบั้ง
IROMBOOK 弦楽器の事典

弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。