2020年10月19日月曜日

プウォックの弓奏弦楽器

 プウォック・フィドル(Plock fiddle / Fidel płocka)は、ポーランドの弓奏弦楽器。

プウォック・フィドル(Plock fiddle / Fidel płocka)を演奏している女性

「プウォックのフィドル」という名前の通り、ポーランドのプウォック旧市街で考古学研究の最中に掘り出され発見されたという楽器。16世紀に作られたものだという。

その現物は、ミュージアム(Muzeum Mazowieckim)行きとなり展示物になっているようで、現在のプウォック・フィドルはバイオリン工房で復活させた。

楽器全体は、アルダー(ハンノキの仲間)や白樺でできており、弦は6本。膝に載せて立てた状態で演奏する。


オリジナルのプウォックフィドル にはテールピースは無く、弦はヒモに結び付けられていたようだ。

プウォックフィドルの弦のつなぎ方
当時のプウォックフィドルの テール部分



弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。