カマンチェ (ケマンチェ)
The Kamancheh (Kemanche) is a bowed string instrument used in Persian, Azerbaijani, Armenian, and Kurdish music.
カマンチェ (ケマンチェ ) は、主にイランで使用されている弦楽器。古代ペルシャを始めペルシャ、アゼルバイジャン、アルメニア、クルドの音楽で愛用されている。
西洋音楽では通常扱わない微分音を駆使する。ただし、現在のカマンチェはバイオリンと同じ4本の弦をオープンで「G、D、A、E」に調律しているようだ
古くは弦に絹が使われていたが、最近ではスチール弦が使われている。
共鳴ボックスは瓢箪または木でできており、子羊や山羊の皮で覆われており、時には魚の皮使うこともある。
楽器を支えるためのスパイク(長いエンドピン)が下部に配置されており、演奏者は腰をおろして楽器を立てた状態で演奏する。
「カマン」が「弓」のことで、「チェ」は「小さな」という意味だという。「小さな弓」という言葉をこの楽器の名前にあてたのだろう。